売れない?展覧会の作り方:002
さて、今回は展覧会を運営するための予算について書いていこうと思います。
最初に断っておきますが、ここに書いてある展覧会を運営するための方法は、たくさんある中の一つです。他にも様々な方法がありますので、これが全部だとは考えないでください。他の方法も何かの機会で少しずつ紹介できればと思います。
では本題に入りますね。
まずギグメンタのような展覧会を開催するにあたって、必要な経費というものがあります。そして、出費があるのならそれをまかなう収入が必要になってきます。少しややこしいですが、今回の展覧会の運営は「美学校」ではなくて「ギグメンタ実行委員」です。(「美学校文化」を「ギグメンタ実行委員」が紹介していく展覧会という形です。)ギグメンタ実行委員がある程度の貯蓄があって、展覧会を開催・運営できれば良いのですが、実行委員会は普段、何かを売ったり営利経営をしたりしていないので、収入がないのです。
実際に展覧会に必要な経費はどれくらいかかるのか、考えてみましょう。
・会場費
・広告費(DM制作、プレス発送、WEB制作など)
・設営費
・作品の保険や、運搬費
・人件費
・記録費
・雑費
などなど、ぱっと思いついたままを書き出してみました。
ギグメンタではダンスやトークショーなどのイベントが多いので、講師料や出演料も出費としてかかります。お客さんが座る座布団や、音響や照明設備を動かす技術者も必要経費としてかかります。また、展覧会で芸術家や画廊から作品を借りる場合もあるので、そのレンタル代や保険、運搬にかかる費用なども考えなくてはいけません。作品の運搬は美術運搬と呼ばれ、専門の美術運送屋さんに作品保険を含めてお願いすることが多いです。保険代は作品の金額にもよりますし運送費は距離や大きさにもよりますが、普通の宅配便の5倍から多くなると10倍近くかかることもあり、一般の運送代よりは割高なのが現状です(当たり前ですよね…)。
余談ですがそんなに高価でない作品や、個人で展覧会場や美術館に送りたい時には「赤帽」さんが、丁寧に扱ってくれるし運ぶのも手伝ってくれるので意外と便利です。ただ、美術運搬に慣れていて丁寧な運転手さんと不慣れな人がいるので、美術運送に評判のよい特定の赤帽さんがいるようです。ユミソンは赤帽さんの宣伝係りではないので(笑)、知りたい方は直接サービスセンターに電話をしてみてくださいね。
今回は一部の作品の価格が一千万円を超えていたので(個人で保険がかけられるのは900万円までと聞いたので)、専門の美術運搬屋さんに保険も含めてお願いいたしました。いろいろと工夫をして少しでも経費を抑えてみましたが(と言っても本当のところは、人の好意を頼りにお願いをして回ったというだけです(苦笑))、抑えきれるものでもありません。
ところで、一般に企画ギャラリーは作品が売れた場合、ギャラリーと作家の取り分の比率は5:5と言います。ユミソンは作家でもあるので、「がんばって作品作っているのに、半分もギャラリーに持っていかれるなんて!」と心の奥でギャン!としていましたが(とはいえ、売ったことはないですが)、諸経費を考えると半分頂いても運営は大変な状態なのが今回わかりました。そして今回、作品の販売はしていないので、半分どころか一ミリも作品から入る収入がありません!
作品を借り入れて、保険をかけて、運搬して、設営して、照明などの環境を整えて、会期中は監視して…たくさんの作業や経費がかかるのに、収入はありません。ただ、観客に見てもらうだけです。観たからといって、「私たちの思想に同調しろ!」と強制することも「ねぇ、ほめて!」と迫ることもありません。
展覧会を一つの商売と考える人もいますが、そうでない部分も確実に含まれてるし、やっぱり経済活動も含まれているような、難しいというか面白い事象だと思います。ギグメンタは利益を得る為に運営をしているわけではありませんが、損失をまかなえるほどの経済力を持っているわけでもありません。大げさに言うと、「美学校文化」を再認識することにより、今後の芸術文化発展に繋がることは、経済より勝る目的なのです。噛み砕いて言うと、「結構やばい。みせたい!」という感じです(笑)。
そんなこんなでギグメンタにかかる予算を算出したところ、340万円という計算になりました。これは受付や運営スタッフはボランティアで…という最低限の見積もりです。(実際に展覧会が終わったときは予算とは少し違ったところでお金がかかったり、かからなかったりということもあって、運営の勉強になりました。)
さて、この340万円。どうやって、どこから用意すればよいのでしょう???
つづきは次回に!
最初に断っておきますが、ここに書いてある展覧会を運営するための方法は、たくさんある中の一つです。他にも様々な方法がありますので、これが全部だとは考えないでください。他の方法も何かの機会で少しずつ紹介できればと思います。
では本題に入りますね。
まずギグメンタのような展覧会を開催するにあたって、必要な経費というものがあります。そして、出費があるのならそれをまかなう収入が必要になってきます。少しややこしいですが、今回の展覧会の運営は「美学校」ではなくて「ギグメンタ実行委員」です。(「美学校文化」を「ギグメンタ実行委員」が紹介していく展覧会という形です。)ギグメンタ実行委員がある程度の貯蓄があって、展覧会を開催・運営できれば良いのですが、実行委員会は普段、何かを売ったり営利経営をしたりしていないので、収入がないのです。
実際に展覧会に必要な経費はどれくらいかかるのか、考えてみましょう。
・会場費
・広告費(DM制作、プレス発送、WEB制作など)
・設営費
・作品の保険や、運搬費
・人件費
・記録費
・雑費
などなど、ぱっと思いついたままを書き出してみました。
ギグメンタではダンスやトークショーなどのイベントが多いので、講師料や出演料も出費としてかかります。お客さんが座る座布団や、音響や照明設備を動かす技術者も必要経費としてかかります。また、展覧会で芸術家や画廊から作品を借りる場合もあるので、そのレンタル代や保険、運搬にかかる費用なども考えなくてはいけません。作品の運搬は美術運搬と呼ばれ、専門の美術運送屋さんに作品保険を含めてお願いすることが多いです。保険代は作品の金額にもよりますし運送費は距離や大きさにもよりますが、普通の宅配便の5倍から多くなると10倍近くかかることもあり、一般の運送代よりは割高なのが現状です(当たり前ですよね…)。
余談ですがそんなに高価でない作品や、個人で展覧会場や美術館に送りたい時には「赤帽」さんが、丁寧に扱ってくれるし運ぶのも手伝ってくれるので意外と便利です。ただ、美術運搬に慣れていて丁寧な運転手さんと不慣れな人がいるので、美術運送に評判のよい特定の赤帽さんがいるようです。ユミソンは赤帽さんの宣伝係りではないので(笑)、知りたい方は直接サービスセンターに電話をしてみてくださいね。
今回は一部の作品の価格が一千万円を超えていたので(個人で保険がかけられるのは900万円までと聞いたので)、専門の美術運搬屋さんに保険も含めてお願いいたしました。いろいろと工夫をして少しでも経費を抑えてみましたが(と言っても本当のところは、人の好意を頼りにお願いをして回ったというだけです(苦笑))、抑えきれるものでもありません。
ところで、一般に企画ギャラリーは作品が売れた場合、ギャラリーと作家の取り分の比率は5:5と言います。ユミソンは作家でもあるので、「がんばって作品作っているのに、半分もギャラリーに持っていかれるなんて!」と心の奥でギャン!としていましたが(とはいえ、売ったことはないですが)、諸経費を考えると半分頂いても運営は大変な状態なのが今回わかりました。そして今回、作品の販売はしていないので、半分どころか一ミリも作品から入る収入がありません!
作品を借り入れて、保険をかけて、運搬して、設営して、照明などの環境を整えて、会期中は監視して…たくさんの作業や経費がかかるのに、収入はありません。ただ、観客に見てもらうだけです。観たからといって、「私たちの思想に同調しろ!」と強制することも「ねぇ、ほめて!」と迫ることもありません。
展覧会を一つの商売と考える人もいますが、そうでない部分も確実に含まれてるし、やっぱり経済活動も含まれているような、難しいというか面白い事象だと思います。ギグメンタは利益を得る為に運営をしているわけではありませんが、損失をまかなえるほどの経済力を持っているわけでもありません。大げさに言うと、「美学校文化」を再認識することにより、今後の芸術文化発展に繋がることは、経済より勝る目的なのです。噛み砕いて言うと、「結構やばい。みせたい!」という感じです(笑)。
そんなこんなでギグメンタにかかる予算を算出したところ、340万円という計算になりました。これは受付や運営スタッフはボランティアで…という最低限の見積もりです。(実際に展覧会が終わったときは予算とは少し違ったところでお金がかかったり、かからなかったりということもあって、運営の勉強になりました。)
さて、この340万円。どうやって、どこから用意すればよいのでしょう???
つづきは次回に!